女性の転職を考える -やりたい事よりも在りたい環境-

転職ノウハウ
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転職エージェントとして様々な方の支援をさせて頂く中で、女性支援は非常に重要だと認識しております。今日は女性の転職活動に関して私なりの見解を発信していきたいと思います。

女性のお客様からよくご相談される事をまとめてみました。

女性の転職でよく相談頂く事

①やりたい事は特にない、けど何かを変えたいと思っている
②女性のキャリアアップ、年収をどう上げていくべきか
③家庭持ちで制限がある中での転職は可能なのか
④どうすれば自分が望む働き方を実現できるのか

別途ご質問やご相談はお気軽にコメント頂けましたら幸いです。

それでは早速行ってみましょう!

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転職の軸が定まらない時に考えてみて欲しいこと

やりたい事がない

というのは良く聞く声の一つです。そして何を軸に企業を選んで良いのか分からない、という状態になるのもよくある事です。

結論、環境や人間関係に拘るのも立派な転職軸!

やりたい事がなく何を軸に企業を選んで良いのか分からない人は、

やりたい事を持ってないといけない、と思い込んでる人が多いです。

そんな風に思う必要はありません。それ以外の理由だって立派な転職理由になるのです。

もし貴方にやりたい事があってそれが実現したとしても、こんな環境だったらどうでしょう。

こんな職場だったらどう?

①残業がとても多く、毎日終電で変える日々
②給与水準が低く中々上がらない
③周りの社員と話が合わず溶け込めない
④離職率が高く業務負荷が増えていく

いくらやりたい仕事が出来ていたとしても、長く働く事は出来なさそうですよね。

なので、働く環境なども非常に大事な指標になるのです!

実際のみんなの転職理由を調べてみよう

下記dodaが発表している男女別の転職理由を実際に見てみましょう。

みんなが転職する理由は?男女別転職理由ランキング2018 by doda
みんなが転職する理由は?男女別の転職理由ランキング2018 by doda

確かに1位にあるのは【他にやりたい仕事があるから】ですが、男女共に2位と3位は給与や働き方、会社の将来性についてのものが占めており、合計すると1位よりも割合が多い事が分かりますね。

この事からも多くの方がやりたい事以外で転職を検討してる事が言えると思います。

でも仕事だからこそ、スキルや業務内容で選ぶべきでは?

確かに自分のスキルや業務内容を軸に会社を選ぶ事は重要ですし、それが本質的ではあります。

ただそれが全てではない、というお話ですね。

前の記事である『仕事したくない、は仕方がないこと。』で解説をしましたが、会社員である以上何かしらの理由で仕事が嫌になる瞬間は誰にでも起こります。

その理由にもよりますが、転職をする事で回避出来る問題なのであれば、それが転職軸になるのです。

逆に背伸びをして違う軸で会社を探してしまった結果、望んだ環境にならなければ、また転職を重ねてしまう事にもなるのです。

今回の転職は何を解決したいのか、自分のココロと向き合って本質的な軸を整理してみましょう。

実際にどうやって会社の環境面などを調べるのか

最終面接前後で職場見学、上司となる人やチームメンバーとの接点を持たせて貰えないか交渉してみましょう!

自分一人で活動をしている場合は、自身で交渉をしなければなりませんが、エージェントを使っての活動なら担当者に直接相談してみると良いですね!

会社によってはランチや会食・呑み会の席を用意してくれる事もあります!

ただこれらは会社が貴方を高く評価しており、【是非入社して欲しい】と思われてる時に実現しやすいので、まずは面接に注力する事が先決です!

実際に一緒に働く人や経営者とオープンに話してみる事で、グッとイメージがしやすくなるでしょう。

実施前と後で大きく意向が変わるケースは多いです。是非お試しください。

今後女性のキャリアアップをどう実現していくか

1つ目のお話ではビジネス軸の無い転職のお話をしましたが、2つ目はその逆ですね。

今後女性のキャリアアップはどう実現するのか。

結論、今後女性の活躍は労働市場においても必須事項で、女性の管理職を日本は早期に増やして行かなければなりません。

あまり実感が無いかもしれませんが、世の中の流れ的にその勢いは加速していく事でしょう。

今の日本の労働市場は大きな変革期にある

その理由は今の日本の状況にあります。

香川大学経済学部の論文を基に今の日本の労働問題をまとめてみました。

日本の労働課題

①学歴の差による就業格差
②雇用の非正規化による給与格差
③生産年齢人口の減少と労働力の不足

大枠まとめるとこんな感じです。

ここで当てはまるのは③の日本の生産年齢人口が減っているという事実。

で、これを解決するに当たって下記のような事が言われております。

日本の労働課題の解決策

①同一労働同一賃金制の導入
②女性雇用の拡大
③高齢者の積極的採用(日本の高齢者は働く意思が強い)
④外国人労働者の受け入れ

上記の通り、今の日本において女性の雇用を充実する事は非常に大事な事なのです。

そしてこの女性雇用について、日本は世界にある約束をしているのです!

2020年迄に女性の管理職の割合を3割まで増やします

「2020年に指導的地位に占める女性の割合を30%にする」と政府が意思決定していた事は皆様ご存知だったでしょうか。

安倍晋三首相も2014年1月、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)での演説で、「いまだに活用されていない資源の最たるものが女性の力。日本は女性に輝く機会を与える場でなくてはならない。2020年までに指導的地位にいる人の3割を女性にする」と世界に公約した。目標達成は容易ではないが、その実現に向け次のような施策を打ち出した。

nippon.com 女性の活躍推進・ウーマノミクスで日本が変わる? より

2014年と随分昔のお話ですよね。

そして今2020年となりました。結果はどうなったのでしょうか。

帝国データバンクが行った「女性登用に対する企業の意識調査」によると、1989年に2.0%だった女性課長比率は、2018年の統計を見ても7.3%と、10%を超えることはありませんでした。
増加傾向ではありますが、100人課長がいても女性は7人程度しかいない計算になります。
欧米では女性管理職の割合は平均30〜40%と言われているため、先進国の中ではまだまだ数値が低いといえるでしょう。

TUNAG 女性管理職についての国の取り組みや現状。企業に必要な対策とは?

全然目標値まで届いておりません。

この6年間の月日を費やしても変革を起こせなかった日本。だからこそ今の状況が生まれているのではないでしょうか。

また、

実現不可だった=やらなくても良い とはなりません!

今後確実に労働人口の減少は加速するわけですから、引き続き改革は必要となってきます。

まだまだ課題だらけではありますが、企業が女性の昇格を促進する流れは今後来ますので、来たるべき日に備えて、スキルを高めておく事は自身のキャリアを守る事に繋がるかと思います。

実際問題、女性側は管理職に就きたいと思っているのか?

この女性管理職問題ですが、実際女性自身はどう思われてるのでしょうか。

パーソル総合研究所 「管理職になりたがらない女性」を「意識が低い女性」と同一視してはいけない より

パーソル総合研究所 「管理職になりたがらない女性」を「意識が低い女性」と同一視してはいけない より

管理職になりたいと思う女性の割合は低いですが、男性よりも成長を重視している事が分かりますね!

では何故管理職になる事には消極的なのでしょうか。同じくパーソル総合研究所の資料を見てみましょう。

長時間労働の是正、副業や在宅勤務の促進が進んでる職場の場合、女性の管理職への意向は随分と高まる事が分かりますね。

つまり、拘束時間や業務負担の増加という従来の管理職に対するイメージが意思決定に影響を及ぼしていると言えそうです。

私も普段女性からの転職相談を受ける中で、【総合職は全国転勤があるから一般職を選んだ】という声を良く聞きます。大手企業に多い男性特化型の古い社内制度が、こうした女性の働く意欲を削いでいるのだと思います。

という事は、会社規模などに惑わされず、上記のような制度や環境が整ってるのかを確かめる事で、安心して昇格を希望出来る事になりますし、女性のキャリアアップはもっと促進されるでしょう。

時短勤務などの諸条件を転職で叶える方法

結論、転職エージェントとハローワークの両刀使いで、自身のスキル評価で面接の機会を貰えるように進めて行きましょう!

お子様がまだ幼く働く時間や場所に制限がある方の場合、

条件重視で求人を見てしまう事が多いでしょう。

それは至極当然の事なのですが、実際その条件が叶うかどうか求人票に書いてある事は非常に稀だと思います。

何故でしょうか。

企業の採用背景を考えてみましょう

その理由は非常にシンプルです。

企業が女性側の希望条件を配慮していないからです。

会社が何のために人を募集しているかというと、利益を上げたいからです。だからこそ会社はより自社にとって有益になる人を募集したいと考えています。

という事は、

時短勤務希望でも採用すれば自社の利益になると評価されたらどうでしょうか。

まずは条件は無視して自分のスキルで評価をしてもらう

そう、まずは自分の評価を高める事の方が大事なのです。

転職者側の希望を先に出してしまうと、書類選考の通過率も大きく下がります。

つまり企業側と話せる機会自体貰えないわけです。

実際に会って話をして、スキルと諸条件を擦り合わせて行く事で、企業側に採用メリットを感じてもらえる可能性を高めて行きましょう。

転職エージェントやハローワークを有効活用していこう

具体的なやり方について見ていきましょう。

転職エージェントを使う場合

これは私のやり方になるのですが、まず書類選考に出す際は、時短勤務などの諸条件は一切伏せて応募を出します。その後書類選考通過となった時にはじめて人事側と交渉を始めます。

【スキル的には採用要件と合致する】という事実を作ってから諸条件の交渉を切り出す事で、面接の機会を頂ける確率はかなり跳ね上がります。

エージェント側の工数はかなり増えてはしまいますが、これで機会提供の確率が増えるのであれば、是非トライするべきだと私は思います。

あとは転職者次第にはなりますが、転職の成功は面接数に比例すると言っても過言ではありません。ですから最初如何に面接数を増やせるかは非常に重要な事なのです。

ハローワークを使う場合

ハローワークの場合はそもそも女性の働き方にフォーカスした求人が多いです。法人側にとっても無料である同サービスの強みでもありますよね。

またマザーズハローワークという働くママさん支援に特化したサービスなんかもありますので、有効に活用してみて下さい。

ただ働く上で何かしら制限があり、それを許容してくれる求人の場合は、給与や業務内容に満足出来ないケースも見受けられます。ですので、上記の転職エージェント経由での活動のような、選考の中で諸条件を擦り合わせていくパターンも挑戦してみて下さい。

より良い条件を手に入れる為には、行動が必要です!

選考の中で希望条件の相談をして怒らないのか

独身の通常選考で自分の希望ばかりを訴求してしまったら状況は変わりますが、

やむを得ない理由で時短勤務をしなければならない場合は、ちゃんと面接で話を聞いてくれますのでご安心下さい。

逆に話を聞いてくれない企業だった場合は、内定でも入社したくならないでしょう。

上記でもお話しましたが、基本会社は利益が全てです。

その利益に貢献出来ることを、ちゃんとアピールさえ出来れば、企業側に検討の余地が生まれるわけです!

以上のことから、時短勤務などの諸条件を転職に求める場合は、転職エージェントとハローワークの両刀使いで、自身のスキル評価で面接の機会を貰えるように進めてみて下さい。

やりたい事よりも在りたい環境

ここまで読んで頂きありがとうございました。

各章共通してる言えることは、

女性の転職にとって、大事なのは環境面にありそう!

という事です。

意思決定軸にしろ、キャリアアップにしろ、家庭を持ちながらの勤務にしろ、常にこの事が言えるような内容だったと思います。

またもう一つ重要なのは、

在りたい環境は自身のスキルによって創り出せる!

と言う事です。

会社側が貴方に投資したいと思えるスキルを持っている事で、諸々の条件が整う可能性があるのならば、少しずつでもスキルアップする事に努めてみても損では無いでしょう。

目的が無い努力は非常に辛いですが、利益になる事が分かっていれば景色は変わっていきます。

今後世の中の女性がもっと働きやすい環境を作れるよう、私も微力ながら頑張っていきたいと思います。

人生に彩りを。
Chiva.

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